好きを表現する才能

主に観劇趣味について書いています

りさ子のガチ恋♡俳優沼(8/5夜公演)

 発表時全若手俳優厨に衝撃を与えた問題(?)作を観てきました。かつてそれほど遠くない過去、わたしも(当社比)頑張ってた若手俳優ファンで、今でもお友達に若手俳優のファンがいるので興味を持って、けれど期待せずに行きました。どうせファンを馬鹿にした作品なんだろうなと勝手ながら思っていたからです。結果どうだったかというと、めっちゃくちゃに面白かったです!!!!!一緒に観に行ったお友達に、終演後即「めちゃめちゃ面白かったんですけど……」とつぶやきをもらすほど。このあと飲みに行ったんですけど、蒸し暑いのもあってビールがめちゃうまでした!!

 

 全体通してさまざま「ウ、ウワーーーー!」となるポイントが大量にあったのはもちろんですが、とにかく“話が面白い”のひと言につきます。ずーっと「このあとどうなるんだろう?早く観たい!」って、小学生の時大好きな本を夜通し読んだ時のワクワク感が続きました。言葉通り、ずーっと、終演のアナウンスが流れるまで。こんなにお話の筋に引き込まれる舞台は久々で、その日の深夜のうちに、次の松澤さんの舞台も観に行こ〜とフォローかましました(笑)(次は延期なんですってね。残念。)でも、だからこそ、ファンタジーなんだなって思いました。若俳(厨)あるあるはまあほぼリアルで知ってるようなことなんですけど、そんな中で、あそこまで1人のファンに向き合ってくれる俳優なんていない、と心のどっかで感じているからこそ、外側から楽しく作品を読めました。あと、若手俳優による若手俳優のコスプレが私的100点満点(ちなみに伝ステの雑なコスプレはまじで雑!やっぱりカラーウィッグのときは化粧しないとだめだね。どんなにイケメンでもにちゃんで晒されるコスプレレベルでした。笑)で、こんなわたしでもピンとくることもファンタジーを感じる一要素なのかな、とも思いました。出待ちに対するそれぞれの対応とか(笑)楽屋の中での会話も、想像したまんま。繋がったことも何もないので、お友達と「絶対こう言ってるでしょー!」と話してる時の想像のまんまやられるとリアルさに欠けて面白かったです。こんな風に、言っちゃえばこちらにとって舞台に立ってる側のプラベは全部ファンタジーで、これを見せられること自体が、別にリアルの追求になることにはならないのですよね。そんなこんなで、わたしは外側の一観客でした

 で、オタク側からすると、オタクが怖いんじゃなくて、ああいうりさ子みたいなオタクが怖いってしてくれて、とても安心しました。馬鹿にされてない、って思えたのもこのりさ子の結末だと、私は思います。もちろんりさ子の言動で刺さる部分もあるんだけど、客席のファンが犯罪者になることってほぼほぼ無いだろうので、まだ冷静に面白い物語として見れました。まあただ松澤さんの流してくれる感想を読んでると泣いちゃう人もいるみたいなので、人それぞれだとは思いますけどもね。

 

 さて、りさ子役の新垣里沙ちゃん。先日ご自身も今回題材にされた若手俳優と同じ境遇の小谷嘉一さんと結婚されたので、いろいろ思われることもあったのでは、と思いますが、さすがりさちゃん、お芝居が文句なしにハマる。りさ子の静かさが自然すぎて、まったく主役に見えませんでした。ヨナで久しぶりに見てから、すごいちゃんとした女優さんになってる、と思ってはいたけど、再び久しぶりに見て、やっぱりすんばらしかったです。我らの世代のアイドル、みんな実力あるよなまじで。カーテンコールで出てきてくれなかったの、あの演出があると言えども寂しかった。ガキさん会いたかったぜ~!

 

以下胸の奥がそわそわした若俳あるあるまとめ。

・幕開け即伝ステ千秋楽挨拶。袖でわちゃわちゃする若俳たち

・高額プレがクロムハーツ

・化粧していないdis(その化粧してない女が一番年上そうでガラケーでピンクのフリフリ)

・個人イベのパーティードレス

・マイナージャンルの2.5に出演する「俺芝居で食ってきました」俳優(地下足袋+手拭いで稽古)

・wdtkmの件

・むかつくオタクや匂わせ彼女に「~婆」とあだ名をつける

・あきばさんのハニシナ

・SY32

・ハイタッチで握ってくれた

・会社の人が舞台のこと「芝居」っていう

・手作り飲食物は即ゴミ(飲食物はだめだと書いてくれ)

・サングラスに黒パーカー・白のチェスターコートに女優帽

・千秋楽だけに来る自称ゆるおた

・それを見ている同厨おたく~(2nd立海のリズムに乗せて)

 

 政権☆伝説ぜひ舞台化してくれ~!シアターサンモールぐらいなら埋まりそうじゃない?伊藤博文復活篇上演しよ!