好きを表現する才能

主に観劇趣味について書いています

髑髏城の七人Season鳥(7/1夜公演)

ソルシエで素敵だな、と思った岩田くんが出演するとのこともあり、360度回転する劇場自体が気になっていたこともあり、初劇団☆新感線!多分とても有名なんだろうけど全く知らなかったから(ストレート苦手なので😢)どうかな、と思ってたけど、面白かった!主役の阿部サダヲ扮する捨之介がはだかの大将風で序盤に出てきたり、贋鉄斎が「バーカ!バーカ!」ばっかり言ってるのは、しょ、しょうわのえんげきだ……なんて思いました(失礼)

ただとにかく何が良かったって、早乙女太一演じる蘭兵衛の殺陣の美しさ!真っ白な生地の、彼岸花の着物って!纏う空気すら目に見えて美しすぎて惚けるばかりでした。特に好きなのは、蘭兵衛が彼岸花のお着物で出てきた時の殺陣。敵の武器を奪って、戦っていくんだけど、そのうちの一つを、ぴゅって舞台袖にまっすぐ飛ばしていくのね。ちゃんとアンサンブルの横を通過するように(そうすれば飛ばされた槍で刺された、となるから)!いや〜一見の価値あり、です。これだけで私はチケット代分元取れたと思いました。すっごく小さなことなんだろうけど、ここ、本当にオススメ。あとはいろんなフィルターかけて観れます。サイコー。こんなに双眼鏡を持つ手に熱が入ったの久しぶりだし、創作意欲に駆られます。おたくなので。

また昔から松雪泰子さんのお顔が大好きなので、生で見られて嬉しかった……ほっそいし、色白で肌発光してるし、テレビと違わず素敵だった。わたしは太夫の煌びやかなお着物より、戦いに向かう衣装の方が好きだな。太夫のさっぱりした面倒見の良さが衣装にも出ているようにみえます。

しかし、肝心の360度回転っていうのが持つ、客席にとってのメリットはよくわからなかった(笑)ロビーに行くまでに、ステージにもなる部分を通るから、バミリが見れて面白いな、とは思いました。ただまあ映像がたくさん使われているので、回ってるだけなのに、ちょっと動きを感じることで上下してるようにも感じられて、これは良かったです。終演後初めて観た同士でちょこっと話をした時に、お互い強く共感したのは、ここでした。まあでもセット自体が壮大だし、川が本当にあるし、初めての連続で、360度回転よりかはセットに驚きっぱなしでした。

最後に七人ってこの七人か〜〜!といい意味で裏切られました!わたしが何も知らなすぎなんですけどね!


観劇後、花を観られなかったの、とても後悔しました。いや、小栗旬の捨之介、絶対かっこいい以外の何者でもないもの……。風と月はどこかで観にいこう。鳥ももうちょっと前の方の席で見たいなあ!