好きを表現する才能

主に観劇趣味について書いています

黒執事豪華客船篇(1/28昼夜公演)

それぞれのそれぞれの形をした愛が見える。シエルもリジーもセバスチャンも葬儀屋も。自分の愛するものに対してどのような思いで接していくのか、を舞台上のいたるとことで観られて素敵でした。

 

原作はこの豪華客船篇までしか読んでなくて、でも一番好きなお話だったので、すごい楽しみ、大好きなリジーは前評判がいい、とのことで期待たっぷりで観劇しました。例外なく戦う女が好きなんですよね、私。それまでなんとも思ってなかったのに、リジーが剣を手に取って、絶対に見せたくない相手の前で「女王の番犬の妻!」と凄む、あの紙面を開いたときは鳥肌が立って、ボロボロと涙を流しました。原作ファンっていうほどでもないのに、めちゃくちゃ覚えてるの、すごい漫画の力、、、で、どうだったかというと、岡崎さんまじすっげ~サイコーーーーーーーの気持ちです(笑)お写真買いましたし、缶バッチもぼっちゃんとセットでゲットした!岡崎さんのリジーほんと良かった!!!そもそも声がとっても可愛くていい!そして、暗転が明けて肉人形を串刺しにしているときの目が、眼光が、黒目が一回り大きくなったみたいに、大事な人を守る人の顔つきを目の当たりにして、初めて漫画を読んだ時と同じ衝撃がよみがえりました。全身がふるえるほどよかったな。そのあとのリジーのソロも大好きな靴のお話が入っててうれしかった。覚悟を決めた後のリジーの歌の声音が変わるところ、もう、ほんと、そういう女優さん大好きすぎるので(さやちゃん)、、、!可愛い方がいいよねえ(TT)でも今のぼっちゃんはそんなリジーを好きでいてくれるよ。そのあと、ぼっちゃんが「リジー」って呼ぶだけで嗚咽。椅子ふるえてたと思うので、隣近所まじごめんよ。もういないので許してほしい。

 

そして、感想残しておきたいな、って思いながらも全然書けなかったのに、なんで黒執事は即書いているのかっていう理由は、ゆんの歌がすんばらしすぎたからなんですよ。顔もいい、スタイルもいい、踊りもサイコー、なのに、あの高音の妖艶さ!忘れてた!わたし、ゆんの高音がすごい好きだ。なんか心臓をぐぐぐと片手でギリギリつぶされないぐらいまでつかまれてる感じ。胸から引っ張られる感じ。持ってかれる感じ。セバスチャンのソロはぼっちゃんのことを歌ってるのがやっぱり一番好きな曲なんだけ、また聞きたいのは、歌詞のないゆんの高音だ。しかも、その高音の時の表情ったら!みなさん見たことあります?みなさん見たほうがいいですよ。眉を寄せて、目を閉じて、唇を内側に入れて、普通の人ならくしゃっと崩れてしまうのに、どこまでも整ってるあの顔!あ~~~~~~M!たのじみだなあ!!!!!

 

とりあえずゆんの高音のことだけ書きたかった。以下箇条書き。

・ぼっちゃんかわいい!!!!!!おばあちゃんここだよ!!!!!カテコのニコニコ最高過ぎ

・ぼっちゃんフェニックスポーズ上手くいかないのかわいい

・映像とのコラボすごかった!

・「よく休め」のぼっちゃん

・突然出てくる佐々木

・ゆんの回し蹴りが美しい(足が長いので)

 

はああ~リジー絶対今のぼっちゃんと結婚して。

THE CIRCUS!(9/30昼公演)


「きめた、わたしはケント・バーンズの女になる!」
去年エピソード0を観てからずっとずっと続編を心待ちにしていた作品!続編が発表されたときは、飛び上がるほど喜んで、観劇日をほんと〜に楽しみにしていました。

「おれはケント・バーンズ」
で始まる物語、いやもうジャンプじゃん?!!?!!!このセリフを聞いただけでチケ代元取れた〜って思っちゃえます。

で、まず、これ絶対なんですけど、「THE CIRCUS!」は、オタク女全員好きです。これ絶対なんですよ。なんでかっていうと、世界観とキャラ設定がすごい!ちゃんとしてるかどうかはよくわからないけど、エピソード0の時点で私は、二次創作書ける〜!と思ったほど良いんです。設定資料集があったら絶対買う。なんならそのキャラが生み出された過程も知りたいほど、キャラクター一人一人がとっても魅力的で、立場が分かりやすい。そして、そのキャラクターを支えている大元の世界観さえも、今回はエピソード1ということもあり、謎が謎を呼ぶ展開で、続きを想像したり、あのキャラは実はこうなのでは?!という論争が出来たりする。これ、オタク女全員好きですよね?キャラの関係性とか深読みするやつ。その余地がめちゃめちゃある。しかも深読みの元手の情報もしっかりある。セリフ1つとっても伏線なんじゃないかとわくわくできる。じゃにーずさん、映像が無理ならノベライズでも設定資料集でもいいのでほんとうによろしくお願いします。

舞台として生で見る、という点でもめっちゃくちゃ素晴らしいです。屋良朝幸さん、今一応メインでおっかけてる人の若いときの同僚(?)でもあるし、舞台好きであるので名前はもちろん存じ上げていたんですが、前回のエピソード0で初めて生で拝見しました。屋良さん、めっっっっっっちゃ好き。背がそこまで大きくないのに、ダンスがあんなにかっこいい人、ほんとにほんとに初めて見た!素人目から見ても段違いで上手で圧倒されました。なんか上手いっていうか、「キラキラしてる!」ほんっとにキラキラしてる!友達の表現を使うと、「他の人より目の中に入り込む光の数が違う」。いやまじでそれな。人前に立つ仕事を選んでくれて若かりし屋良さん本当にありがとう。ということで、ショーとしても大変すんばらしいです。ワクワク心が踊りっぱなしです。

そしてこっからは個人的なことなんですが、主人公のケント・バーンズがとってもとってもとっても好き!戦隊みたいにキャラクターに色があてられていて、もちろん主人公のケントは赤なんですが、これがめちゃめちゃ赤なんですよ〜。(わたし的に)正統派の赤!ミラージュのリーダーという意味ではないリーダーシップがあって、人情もろくて、最後の最後は1番強い。そして、わたしこれほんとに一番心に響く性癖なんですけど、潜在的な力がめちゃくちゃ秘められてる!生まれたときから体質やスポーツでいえば強さが他の人とは少し違うっていうのが好きすぎるんですよね。前回からその要素が少しあったんですが、今回それがモロに出ていてこの記事最初の言葉になりました。ケントほんとにかっこいい(;_;)❤️

とにかくちょっと気になってたりする人は絶対に観て欲しい!世界観やキャラクターにハマらなくても、後悔はさせないショーの要素も強いです。オタク女みんな言うけど、わたしが富豪だったら一日貸切にしてみんなを招待したい、、、

ピーターパン(7/29 11時公演)

 大好きで憧れている(けれど可愛すぎて真似は出来ない)神田沙也加ちゃんと出来るだけ見に行こうと思っている藤田俊太郎さんの演出ということで、長年夏休みをキラキラと彩っているピーターパンを初観劇してきました。章平さんも出てるんですよねえ。✞青7は永遠✞の人なので、去年のTMOと同様に2.5以外で活躍している章平さんが見られてとっても嬉しかったです。青7ちゃんたちみんなそれぞれ頑張ってる(;;)

 

 ピーターパンの思い出というと、小学生のときに他のクラスが学芸会で披露していて、そのときのピーターパンと海賊の戦いの仕方(足元に剣で攻撃されたときにぴょんと飛んで避ける)がかっこよくて死ぬほど真似したことですね。まあそんなぐらいなので、ほとんどお話を覚えておりませんでした。だけどそれが逆に新鮮さをもたらせてくれて、ひとつひとつにわくわくできました。ウェンディのおうちかわいい!ウェンディも10億点満点でかわいい。全員が全員、お母さんが欲しいのちょっと笑っちゃう。お母さんはなにかの暗示なんでしょうか。学がないからわからない…。ラストなんかはまったく覚えてなかったものだから、まんまと胸の奥がきゅ~となってしまいました。ネバーランドは年月が流れないんですね。体ぐらいは大人になるのかとなぜか思ってたや。私の感じるさやちゃんの魅力って声の変化なので、大人になったウェンディが女性の声色になっていたのもとっても良かったな。大人の衣装も素敵だった。レースが美しい~。大人になってしまったウェンディは自分で(?)大人になることを選んだように見えるのに、なんで悲しそうだったんだろ。ピーターパンにどういうメッセージがあるのかわからないけど、元子供の大人である(ありたい。笑)わたしには大人になることの罪が最後までピンときませんでした。寂しいラストだったけども。

 さて、驚いたのは客席のお子さんたち!夏休みの土曜だったのでめちゃめちゃお子さん多かったんだけど、暗くなると、スッて静かになるの!まじで感動した・・・。すごいね・・・。あとマイケル役の子役ちゃんが、ちょ~~~かわいい!飛べるようには楽しいことを考えないといけないんだけど、ずっと「キャンディ!」って言ってんの・・・。しぬ・・・可愛すぎて爆死する・・・。客席のお子さん見ても、舞台上の子役ちゃん見ても、客席のお子さんに絡みに行く章平さん見ても、子供が欲しくなる気持ちがさらに大きくなりました。子供とお金だけくれる人お願いします。

 

 たしかに毎年心がわくわくする「夏休み」にこそ見たいミュージカルでした。カテコでのピーターパンのフライングすごーい!ってなったけど手動なんだね!びっくり!夜は5列で髑髏城見られて1日幸せでした。

りさ子のガチ恋♡俳優沼(8/5夜公演)

 発表時全若手俳優厨に衝撃を与えた問題(?)作を観てきました。かつてそれほど遠くない過去、わたしも(当社比)頑張ってた若手俳優ファンで、今でもお友達に若手俳優のファンがいるので興味を持って、けれど期待せずに行きました。どうせファンを馬鹿にした作品なんだろうなと勝手ながら思っていたからです。結果どうだったかというと、めっちゃくちゃに面白かったです!!!!!一緒に観に行ったお友達に、終演後即「めちゃめちゃ面白かったんですけど……」とつぶやきをもらすほど。このあと飲みに行ったんですけど、蒸し暑いのもあってビールがめちゃうまでした!!

 

 全体通してさまざま「ウ、ウワーーーー!」となるポイントが大量にあったのはもちろんですが、とにかく“話が面白い”のひと言につきます。ずーっと「このあとどうなるんだろう?早く観たい!」って、小学生の時大好きな本を夜通し読んだ時のワクワク感が続きました。言葉通り、ずーっと、終演のアナウンスが流れるまで。こんなにお話の筋に引き込まれる舞台は久々で、その日の深夜のうちに、次の松澤さんの舞台も観に行こ〜とフォローかましました(笑)(次は延期なんですってね。残念。)でも、だからこそ、ファンタジーなんだなって思いました。若俳(厨)あるあるはまあほぼリアルで知ってるようなことなんですけど、そんな中で、あそこまで1人のファンに向き合ってくれる俳優なんていない、と心のどっかで感じているからこそ、外側から楽しく作品を読めました。あと、若手俳優による若手俳優のコスプレが私的100点満点(ちなみに伝ステの雑なコスプレはまじで雑!やっぱりカラーウィッグのときは化粧しないとだめだね。どんなにイケメンでもにちゃんで晒されるコスプレレベルでした。笑)で、こんなわたしでもピンとくることもファンタジーを感じる一要素なのかな、とも思いました。出待ちに対するそれぞれの対応とか(笑)楽屋の中での会話も、想像したまんま。繋がったことも何もないので、お友達と「絶対こう言ってるでしょー!」と話してる時の想像のまんまやられるとリアルさに欠けて面白かったです。こんな風に、言っちゃえばこちらにとって舞台に立ってる側のプラベは全部ファンタジーで、これを見せられること自体が、別にリアルの追求になることにはならないのですよね。そんなこんなで、わたしは外側の一観客でした

 で、オタク側からすると、オタクが怖いんじゃなくて、ああいうりさ子みたいなオタクが怖いってしてくれて、とても安心しました。馬鹿にされてない、って思えたのもこのりさ子の結末だと、私は思います。もちろんりさ子の言動で刺さる部分もあるんだけど、客席のファンが犯罪者になることってほぼほぼ無いだろうので、まだ冷静に面白い物語として見れました。まあただ松澤さんの流してくれる感想を読んでると泣いちゃう人もいるみたいなので、人それぞれだとは思いますけどもね。

 

 さて、りさ子役の新垣里沙ちゃん。先日ご自身も今回題材にされた若手俳優と同じ境遇の小谷嘉一さんと結婚されたので、いろいろ思われることもあったのでは、と思いますが、さすがりさちゃん、お芝居が文句なしにハマる。りさ子の静かさが自然すぎて、まったく主役に見えませんでした。ヨナで久しぶりに見てから、すごいちゃんとした女優さんになってる、と思ってはいたけど、再び久しぶりに見て、やっぱりすんばらしかったです。我らの世代のアイドル、みんな実力あるよなまじで。カーテンコールで出てきてくれなかったの、あの演出があると言えども寂しかった。ガキさん会いたかったぜ~!

 

以下胸の奥がそわそわした若俳あるあるまとめ。

・幕開け即伝ステ千秋楽挨拶。袖でわちゃわちゃする若俳たち

・高額プレがクロムハーツ

・化粧していないdis(その化粧してない女が一番年上そうでガラケーでピンクのフリフリ)

・個人イベのパーティードレス

・マイナージャンルの2.5に出演する「俺芝居で食ってきました」俳優(地下足袋+手拭いで稽古)

・wdtkmの件

・むかつくオタクや匂わせ彼女に「~婆」とあだ名をつける

・あきばさんのハニシナ

・SY32

・ハイタッチで握ってくれた

・会社の人が舞台のこと「芝居」っていう

・手作り飲食物は即ゴミ(飲食物はだめだと書いてくれ)

・サングラスに黒パーカー・白のチェスターコートに女優帽

・千秋楽だけに来る自称ゆるおた

・それを見ている同厨おたく~(2nd立海のリズムに乗せて)

 

 政権☆伝説ぜひ舞台化してくれ~!シアターサンモールぐらいなら埋まりそうじゃない?伊藤博文復活篇上演しよ!

 

髑髏城の七人Season鳥(7/1夜公演)

ソルシエで素敵だな、と思った岩田くんが出演するとのこともあり、360度回転する劇場自体が気になっていたこともあり、初劇団☆新感線!多分とても有名なんだろうけど全く知らなかったから(ストレート苦手なので😢)どうかな、と思ってたけど、面白かった!主役の阿部サダヲ扮する捨之介がはだかの大将風で序盤に出てきたり、贋鉄斎が「バーカ!バーカ!」ばっかり言ってるのは、しょ、しょうわのえんげきだ……なんて思いました(失礼)

ただとにかく何が良かったって、早乙女太一演じる蘭兵衛の殺陣の美しさ!真っ白な生地の、彼岸花の着物って!纏う空気すら目に見えて美しすぎて惚けるばかりでした。特に好きなのは、蘭兵衛が彼岸花のお着物で出てきた時の殺陣。敵の武器を奪って、戦っていくんだけど、そのうちの一つを、ぴゅって舞台袖にまっすぐ飛ばしていくのね。ちゃんとアンサンブルの横を通過するように(そうすれば飛ばされた槍で刺された、となるから)!いや〜一見の価値あり、です。これだけで私はチケット代分元取れたと思いました。すっごく小さなことなんだろうけど、ここ、本当にオススメ。あとはいろんなフィルターかけて観れます。サイコー。こんなに双眼鏡を持つ手に熱が入ったの久しぶりだし、創作意欲に駆られます。おたくなので。

また昔から松雪泰子さんのお顔が大好きなので、生で見られて嬉しかった……ほっそいし、色白で肌発光してるし、テレビと違わず素敵だった。わたしは太夫の煌びやかなお着物より、戦いに向かう衣装の方が好きだな。太夫のさっぱりした面倒見の良さが衣装にも出ているようにみえます。

しかし、肝心の360度回転っていうのが持つ、客席にとってのメリットはよくわからなかった(笑)ロビーに行くまでに、ステージにもなる部分を通るから、バミリが見れて面白いな、とは思いました。ただまあ映像がたくさん使われているので、回ってるだけなのに、ちょっと動きを感じることで上下してるようにも感じられて、これは良かったです。終演後初めて観た同士でちょこっと話をした時に、お互い強く共感したのは、ここでした。まあでもセット自体が壮大だし、川が本当にあるし、初めての連続で、360度回転よりかはセットに驚きっぱなしでした。

最後に七人ってこの七人か〜〜!といい意味で裏切られました!わたしが何も知らなすぎなんですけどね!


観劇後、花を観られなかったの、とても後悔しました。いや、小栗旬の捨之介、絶対かっこいい以外の何者でもないもの……。風と月はどこかで観にいこう。鳥ももうちょっと前の方の席で見たいなあ!

J-WORLD 皆川純子さん・阿久津仁愛くんトークショー

 

ひっさびさに、見る前から緊張で胸と胃が痛くなりました(笑)好きだと思う舞台は着席してからやっとワクワクするけどこんなに見る前から気持ち悪くなるの、ひさびさ。痛バ作ったりとにかくイベント全部行ったり、てのはできてこなかったけど、でもやっぱりめちゃめちゃ好きなんだなあと始まる前から実感できたなあ。

MCの方が面白くって(存じ上げずごめんなさいの気持ち)声出せて楽しかったー!リョーマ〜!ってみんなで呼ぶ。最高。そして、純ちゃん、いつもの「お、ま、た、せ!」か〜〜っこよくて死ぬ!死んだ!はい死んだよ!ちゃんと青い衣装で、純ちゃんのクローゼット青で埋まってない?っていつも思わされます。わたしもこの夏(痩せたら)青いものたくさん買おう。

 

いっぱい話してくれて、どれもよかったけど、わたしが1番印象に残ったのは、純ちゃんにとってリョーマがどういう存在か、っていう質問の答えかな。いつも純子はリョーマだから〜って(勝手に)話しているから、すっ、と答えが出てくるもんだと思ってたのに全然違った。ものすっごく言葉を選んで、でもどれもなんかしっくりこない、という顔をして。驚いた。「リョーマはわたしの憧れの存在であって、でもわたしの中には確かにいて、な〜んていうんだろ」「目の前にいるっていうか、でもわたしの中にもいるし」レポだと切っても切り離せない存在ってまとめてあったけどそうだったっけ?(記憶が曖昧)一番リョーマのことを好きで、一番知ってるはずなのに、こんなに言葉が出てこないなんて、純ちゃんにとって、ほんっとに言葉で表せられない、唯一無二の存在なんだなあ、と嬉しくなりました。


あとは、
「テニスはお客さんの圧がすごい(笑)!愛がすごい!」「テニスの魅力はまずは先生(笑)」「セリフは初期のが好きだから〜」「リョーマの好きなところ?う〜ん。顔!」「うちのおじさんたち」「まだまだだね」「you still have lots more to walk on」
などなど。
いつもの純ちゃんらしい言葉がたくさんのトークショーでした。30分予定だったのが結構押してたね。いっぱい喋ってくれてありがとう!セリフのところは自分の顔がくしゃっと潰れるのがよくわかったよ。この人好きだな、かっこいいな、って思えるのひさびさだったから良かったな。

 

いつかの劇場版、本当に楽しみです。昔みたいに二本立てで、跡部の家でふざけたアイドル水泳大会みたいなやつをやってくれ。

キューティ・ブロンド

2回観ました。金髪にどピンクって普通の人ならとっても下品に見えちゃうだろうに、さやエルは色の白さと顔立ちの華やかさとでビバリーヒルズのお嬢様に見えてしまうの、人種が違うよう。衣装が何パターンかあってそれがどれもかわいい!わたしは、ハーバードに通い始める時のピンクの革ジャンにピンクのタンクトップ、ピンクのスキニー、そしてピンクのカパナのファッションが好きだなあ。ピンクのカパナ、さやちゃんご本人も持ってるよね。欲しい。

そんでもって3月から4月にかけてやっていたのは、本当に正解だったと個人的に思います。観劇後、「あ〜よかったな。今日が終わらなければいいな。」というのは毎度のこと感じるけれど、あんなに「わー!よかった!!明日から仕事頑張う!!!!」と強く思わせる作品はそうない。わたしが新年度のストレス(新しい環境という面で)を感じやすい職場にいるのもあるけど、春にこの作品を観た女の子たちは、少なからず仕事や生活を頑張ろうかなって思ったはず。なので再来年は女という性を持った人は全員観て欲しいです。キャス変しないで!

さて、こんなにもキューティ・ブロンドが素敵だなと思うのには、ちょっと理由があってですね。少し前読んだ文章に「キュート」という言葉には、支配的な要素が含まれてる、と書いてあったのを、この作品を観て思い出しました。英語についてはよく分からないので、Yahoo!知恵袋で検索したら、まあ普通に褒め言葉として使われてるみたいですけども。ただ、やっぱり小さいものやガールという言葉に付くことが多いみたいで、そういうことを考えるとエルは「キューティ・ブロンド」という「支配できる可愛さ」に身を置いて、その中で一番に輝いて、それまで生きてきたんですよね。いくら一番であっても、枠からは出られないし、周りからもいつも誰かに「可愛がられている」存在として、自立した女性としては生きられないまま。多分それでいいと思ってたし、なんなら、それも自分を構成する要素の1つとして容認していたんじゃないかな。でも、ワーナーに振られて、ワーナーと寄りを戻すためにだけど勉強して、エメットやポーレットに出会うことで、「可愛いだけじゃない」エル自身に気づけたところに、キャラハンの思惑を知る。だからこそ、キャラハンのコトのあと、エメットに歌う「わたしはただのキューティ・ブロンド」っていうのが、ものすごくわたしの心に刺さりました。どんなに辛い勉強をしても、今まで通りのプーちゃん扱い。でも、こういうVS男の構図(ワーナーの辛辣な言葉とヴィヴィアンのワーナーに対する「サイッテー」も効いてる)があるからこそ、傷心のエルをヴィヴィアンが奮い立たせるっていうのが一段と痺れる。「リガリー・ブロンド」の誕生のシーン。めちゃくちゃかっこいい!「闘うの。法律で。わたしのやり方で」めっっっっちゃかっこいい!わたしのやり方の中には、今までのピンクのエルも含まれているのが、またさらにかっこいい。女はほんとうに強いなあと思いました。

以下箇条書き
・女子同士の友情が厚い!ΔNUの仲間たち、みんながみんなのことが大好きでまっすぐ!素敵すぎる。
・しゅがさんエメットの声の良さ……。あの冴えなさが日本人受けするし、また似合う。スーツを着てもそんなにかっこよくならないところも◎(笑)
・「LOVE、愛のために〜」全部愛で片付ける。
・エルが全部に一生懸命。すごいエネルギー。見習いたい。
・ブルックの歌の強さ…!濱めぐさん同様四季の女優さんの歌ほんと好き!
・かがんでおっぱい
・コロスの3人のアメリカ感……。表情が豊か。この3人がいるからこそ、エルも頑張れたよね。
・「(殺人現場に)お出かけお出かけー!」
・全編通して吹替のような感じがあったのも私的好み!

どの現場に行っても、そこにこの作品を観た人がいたら、キューティブロンドの話になってしまうぐらい、まだまだ話し足りない作品。再来年の再演がほんとうに楽しみ!これもDVD出ないかな〜CDも〜。